「消費者金融の『セントラル』から借入をしたものの返済が難しくなった」「債務整理を検討しているが、何をすればいいか分からない」
本記事を読むと
- セントラルの借金を任意整理する流れ
- セントラルの借金を任意整理する際の相場
- セントラルの借金を任意整理した際のメリット・デメリット
について分かります。
任意整理をすることで、利息をカットできたり、催促を止められたりします。一方で、一定期間新たな借入ができなくなるなどのリスクもあるので、詳しく解説していきます。
監修:弁護士 力武伸一
東北大学法科大学院修了。岩永法律事務所(現:弁護士法人岩永・新富法律事務所)にて勤務後、2018年に長崎県長崎市に力武法律事務所を開業。「皆様にとってより身近な法律事務所でありたい」を理念として掲げ、事件の種類や難易を問わずに取り扱っております。依頼主の不安を「より早く」大きな安心に変えることを意識し、法律についても分かりやすい説明を心がけています。
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目次
セントラルの借金を任意整理するには?流れについて
任意整理を事務所に依頼する場合、弁護士・司法書士が借入状況や収入などをヒアリングします。場合によっては個人再生や自己破産を提案されることもあるため、十分に話し合い適切な方法を選びましょう。
1.弁護士や司法書士に相談し受任契約を結ぶ
はじめに初回面談を申し込みます。無料の事務所であれば、無料になる時間も確認しましょう。
面談時の必要書類は、以下の3つです。
・運転免許証などの本人確認書類
・印鑑
・セントラルのカード
面談をスムーズに進めるためにも、他に必要書類があるか合わせて聞いておきましょう。
弁護士・司法書士と今後の見通しを話し、ご自身が納得できるようであれば受任契約を結びます。
2.受任通知を債権者に送る
契約締結後、弁護士・司法書士はセントラルに受任通知を送ります。受任通知は、取り立て停止の法的効力のある通知です。債務者側もいったんは返済する必要がなくなります。
3.交渉を進める
受任通知を送ると同時に取引履歴の開示請求もします。取引履歴は、セントラルからの借入の時期や返済額などの情報です。そこで正確な借金総額が分かります。過払い金の有無も把握し、発生していれば過払い金の返還請求が可能です。弁護士・司法書士がセントラルと、分割回数などを交渉します。
4.合意書を作成し支払いを始める
和解内容が決まれば、合意書を作成します。完済を目指して返済を再開しましょう。
セントラルの任意整理の相場
セントラルの借金を任意整理する際の弁護士・司法書士の相場は、一般的に1社につき2万円~5万円です。
日本弁護士連合会や日本司法書士連合会では、報酬の指針を定めています。ただし罰則はなく、各事務所は規定以上の設定が可能です。
あくまで目安として考え、具体的な費用は初回面談時に聞きましょう。
セントラルの借金を
任意整理するメリット4つ
債務整理には任意整理の他に、個人再生や自己破産があります。催促の停止は共通の特長で、利息のカットや債権者の選択、バレにくさは任意整理ならではのメリットです。
メリットが分かることで、実際に任意整理するときにご自身で確認しながら進められます。
原則として利息をカットできる
任意整理では、原則として利息をカットでき返済負担を軽減できます。任意整理は一般的に3年~5年(36回~60回)の分割払いで、将来利息や経過利息などをカットする方法です。
例えば返済を5年分割払いにし利息を大きくカットできれば、月々の返済額の大きな削減も見込めるでしょう。
ただし和解内容によっては分割期間が3年未満になったり、利息の一部のみのカットとなったりします。
催促が止まる
弁護士・司法書士が受任通知を送ると、債権者からの催促が止まります。貸金業法により、電話・電報・郵便・ファクシミリ・訪問による取り立てができないため、精神的負担の軽減につながるでしょう。
債権者を選択できる
任意整理は、債務整理の中で唯一「債権者を選択できる」方法です。
例えば保証人のある借金Aと保証人のない借金Bがあるとします。保証人に迷惑を掛けたくなければ、借金Bのみの任意整理が可能です。
住宅ローンやマイカーローンを対象から外せば、住宅に住み続けたり自動車を使い続けたりできます。
家族や職場にバレにくい
家族や職場に任意整理を知られたくない方にも効果的です。自己破産と異なり、官報に氏名や住所は載りません。
さらに、裁判所を介さず弁護士・司法書士が債権者と直接交渉します。裁判所に出向く必要もないため、周囲に知られるリスクは少ないと言えるでしょう。
セントラルの借金を
任意整理するデメリット2つ
個人再生や自己破産と比べると、任意整理のデメリットは少ないと言えます。ただし生活に支障を来すこともあるため、今後の見通しを立てる意味でも把握しておきましょう。
信用情報機関に登録される
任意整理により、信用情報機関に事故情報が登録されます。いわゆる「ブラックリストに載っている」状態です。
そのため完済から約5年間は、新たに借入をしたりクレジットカードを発行したりできません。
個人再生・自己破産よりも減額は見込めない
任意整理は、原則として利息をカットする方法です。
一方で個人再生は借金の総額に応じて最大10分の1まで返済額を減額でき、自己破産は債務の支払いを免除できます。任意整理では大幅な減額は見込めません。
任意整理を検討している方でも、借入状況などによって個人再生や自己破産を提案される可能性もあることを覚えておきましょう。
セントラルの任意整理が
難しくなる場合
前提として、任意整理に応じない債権者は少ない状況です。ただし任意整理はあくまで交渉によるため、セントラル側が応じないこともあります。
一般的に、以下のようなケースでは任意整理に応じにくいと言われています。
・取引期間が短い
・セントラルが担保を持っている
・連帯保証人がいる
セントラルの立場から考えると、分割払いとなる任意整理はデメリットが大きくなるものです。担保や連帯保証人のいる借金であれば、あえて任意整理を選択しなくても、差し押さえや連帯保証人への請求によって回収できます。
上記3つに当てはまる場合には、交渉が難航する可能性があることも覚えておきましょう。
セントラルの任意整理は
自力or事務所に依頼すべき?
任意整理は自力でも行える方法です。自分でセントラルと交渉し、返済額の軽減を目指します。弁護士・司法書士費用もかかりません。
ただし自力で行う場合、セントラルからの催促を止められません。法律の知識も必要となるため、交渉を有利に進めにくくなります。結果として、ご自身にとって不満の残る形で終えることもあるでしょう。
事務所に依頼することで、弁護士・司法書士の視点から問題を把握し、セントラルと対等に話し合いを進めてくれます。
また任意整理の実績が豊富な事務所であれば、つまずきやすい点などを事前に把握できているため、スムーズに進められるでしょう。精神的負担の軽減にもつながります。
セントラルでの任意整理を検討している方は、弁護士・司法書士に依頼することをおすすめします。
まとめ
セントラルの任意整理を希望する方は、弁護士・司法書士に相談しましょう。契約を結んだ後は弁護士・司法書士が窓口となり、債権者と交渉を進めます。任意整理の経験・実績が豊富であれば、無理のない範囲での和解を目指してくれるでしょう。
ご自身が納得のいく形で人生の再スタートを切れるように、事務所を吟味し、不明な点は初回面談時に聞いておくことをおすすめします。
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