「FXで高レバレッジの取引をして追証が発生し、支払いのために借金してしまった」「借金地獄で返済が苦しい」
FXによる借金はv債務整理できないと勘違いしているかもしれません。実はFXの借金でも債務整理は可能。ただし、一部条件があります。
今回は、FXの借金地獄から解放される方法を解説します。取り立てをすぐにとめる方法も紹介するので、参考にしてみてください。
目次
FXで借金をしてしまう原因
一般的に、FXでは強制ロスカットが働くため、証拠金以上に損失が大きくなることはありません。しかし、以下が原因で証拠金以上の損失が出る場合もあります。
- 強制ロスカットで追証した
- 相場がボラティリティが大きい
- 休場日に相場変動した
FXでは通常、大きな相場変動が起こると強制ロスカットにより、自動決済されて損失を最小限に防ぎます。
ただし、強制ロスカットは利益を得る機会も奪われてしまうため、追証で回避する場合があります。追証すると強制ロスカットが働かなくなったり、追証のために借金を繰り返したりして損失が膨らむ仕組みです。
また、相場のボラティリティが大きかったり、休場日に大きな相場変動が起きたりすると強制ロスカットされず、証拠金以上の損失が生まれる可能性もあります。
上記のような原因で、強制ロスカット制度があってもFXで借金が膨らんでしまいます。
FXの借金地獄から逃れるために債務整理はできる?
病気や事故、倒産などの借金と同様に、FXで負った借金も債務整理できます。
債務整理は、主に任意整理・個人再生・自己破産の3種類です。それぞれ、手続きの方法や借金の整理方法が異なります。
上記3つの方法、いずれでもFXの借金を債務整理できますが、自己破産の場合だけFXの借金は通常と勝手が変わります。自己破産は任意整理や個人再生とは異なり、借金をゼロにする方法のためです。
FXを含む投資やギャンブルでの借金に対しては、通常よりも制限がかかります。
ただし、FXの借金だからといって自己破産できないわけではありません。裁判所が自己破産の必要性を判断すれば、FXの借金でも自己破産できます。
FXの借金で自己破産するときは、管財事件として扱われます。管財事件は自己破産に値するか、財産の調査・判断する人物を選任する破産手続きです。
FXで作った借金を債務整理した場合
FXの借金地獄で返済が厳しいときや支払いが遅滞しているときは、債務整理すると借金を減額できる可能性があります。取り立てがストレスになっている場合も、債務整理で何ができるのかを知っておく必要があるでしょう。
まずは、FXで作った借金を債務整理した場合について、債務整理の種類に分けて解説します。
任意整理:利息を減額
任意整理とは裁判所の判断を仰がず、消費者金融や金融機関と直接話し合って和解契約をする債務整理の方法です。
裁判所を通さないため、個人再生や自己破産と比べて手続きは簡単なことがメリット。和解までの期間も短くて済みます。
ただし、任意整理で減額されるのは、FXでの借金の利息部分だけです。元金は減額されないことを理解しておきましょう。
任意整理は、FXで作った借金を完済することが目的です。完済のために返済方法を見直したり、将来利息を減額してもらったりして返済を立て直します。
個人再生:最大10分の1に減額
個人再生とは、借金の返済ができなくなった場合に利用する債務整理の方法です。借金を大きく減額し、残高の完済を目指します。
任意整理とは異なり、元金も減額されることがメリットです。ただし、自己破産のように借金がゼロになることはありません。
FXでの借金が返済できなくなった場合、個人再生手続きをすると最大で借金が10分の1まで減額されます。借金の全額は返済できないが、減額すれば完済できる支払い能力のある人に適用されます。
裁判所での手続きになるため、債務整理完了まで時間や手間のかかることがデメリットです。
自己破産:借金をゼロに
自己破産とは、借金の返済ができなくなった場合に、借金の返済を免除する債務整理の方法です。
FXでの借金を返す見込みのない人が適用され、財産を清算して借金をゼロにします。自己破産の手続きには、以下の3種類があります。
種類 | 特徴 | 対象者 |
同時廃止事件 | 破産管財人による財産の調査・処分をせずに破産手続きへ入る方法 | 清算する財産のない人・借金の原因が投資やギャンブルでない人 |
管財事件 | 破産管財人を選任し、財産の清算をしてから破産手続きに入る方法 | 一定以上の財産のある人・借金の原因が投資やギャンブルの人 |
少額管財事件 | 申立に必要な予納金が少なくて済む管財事件 | 通常の管財事件の予納金を納められない人 |
FXによる借金で自己破産する場合は、管財事件か少額管財事件の取り扱いです。
同時廃止事件では、免責不許可事由と呼ばれる条件が存在します。簡単にいうと、防ぎようのある理由で借金を負ってしまった場合は、借金を免除しない決まりです。
FXや仮想通貨などの投資、競馬やパチンコなどのギャンブルでできた借金は、免責不許可事由にあたります。そのため、FXの借金は管財事件もしくは少額管財事件での手続きになります。
管財事件と少額管財事件の違いは、手続きの際に必要な裁判所への予納金の金額です。予納金を納められない場合は、少額管財事件で手続きできます。
FXの借金地獄を債務整理手続きするメリット
FXで失敗し借金地獄になった場合、債務整理をすると次のメリットがあります。
- 借金を減額できる、あるいはゼロにできる
- 借金を返そうとしてさらに借金するのを防ぐ
ここでは、FXでの借金を債務整理するメリットについて解説します。
借金を減額できる
FXでの借金も、任意整理・個人再生・自己破産による債務整理が可能です。それぞれ借金が減額される金額は異なりますが、任意整理をするだけでも将来利息が減額されます。
現在FXの借金地獄に陥っている場合、借金が職場や家族にバレるのが怖いと思っているかもしれません。
しかし、任意整理であれば職場や家族にバレる可能性は低く、こっそり手続きして借金を減額できます。裁判所を通さないため、手続きに時間がかからないこともメリットです。
さらに借金を重ねずに済む
FXの借金を返そうと、さらに別の消費者金融から借金をしてしまうと多重債務に陥ります。借金に借金を重ねた、まさに借金地獄の状態です。
債務整理で借金を減額あるいは清算すれば、借金地獄から解放されます。
任意整理や自己破産なら無理のない返済方法に、自己破産なら借金がゼロになります。現状から抜け出せるため、FXの借金に悩んでいる場合は、借金が膨れ上がらないうちに対応するのがおすすめです。
FXの借金地獄で取り立てから逃れるための対応
FXによる借金地獄で、取り立てがストレスに感じる場合もあるでしょう。
債務整理の手続き完了までに時間はかかりますが、手続き開始とともに取り立て停止の通知を消費者金融へ送ることが可能です。
今すぐにでも取り立てをやめて欲しい場合は、ここで紹介する対応方法を参考にしてみてください。
司法書士や弁護士に相談する
借金の取り立てをすぐにやめてもらうには、債務整理の手続き開始が条件です。
債務整理には書類の準備や消費者金融との話し合い、裁判所とのやり取りがあるため、司法書士や弁護士へ依頼する必要があります。
初回相談は無料の事務所もあるため、債務整理でどれくらい借金を減額できるか、費用はどれくらいかかるのかも含めて相談するとよいでしょう。
受任通知の送付
司法書士や弁護士への債務整理の依頼が決まったら、委任契約を結びます。委任契約後ただちに、司法書士・弁護士は消費者金融へ受任通知を送付します。
受任通知とは、債務整理の手続き開始を消費者金融へ知らせるための通知です。手続きのため、受任通知が相手方へ届くと借金の取り立てが停止します。
まとめ
FXの借金地獄から逃れるためにまずは司法書士へご相談を
FXの借金は、次の方法で債務整理できます。
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産(管財事件・少額管財事件)
借金を減額あるいはゼロにできるため、借金地獄で困っている場合は早めに対応しましょう。手続きの簡単な任意整理なら、無理のない返済方法への変更も可能で、家族にもバレにくいことがメリットです。
債務整理をするなら、まずは司法書士や弁護士へ相談しましょう。無料相談できる事務所もあるため、費用の少ない人もまずは相談しやすい環境です。
司法書士あるいは弁護士と債務整理の委任契約を結ぶと、迅速に取り立てをとめる受任通知が送付されます。取り立てに困っている場合も、すぐに対応してもらえます。
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